人類生態学とは / 当研究室のミッション
人類生態学(Human Ecology)は人間(個体・集団)の環境への適応、人間と環境との相互作用を考える学問です。日本では1960年代より医学・健康科学・国際保健学の分野に位置づけられています。
人類生態学研究室(SmileLab)の使命は、異文化での貴重なフィールドワーク経験を糧として、研究教育機関、医療現場、国際協力、民間企業、公務員など多様な分野へ有為な人材を輩出すること、そして、海外(とくに開発途上国)のローカルコミュニティーで調査研究を行うことによって、地域社会で最も脆弱な存在である子どもたちの安全と健康と幸福に貢献することです。
研究テーマ
- 途上国の農・漁村、都市、伝統社会でフィールドワークを行い、人々のライフスタイルと健康、生活環境への適応について調査研究しています。
- 途上国の都市スラムにおけるWASH(飲み水、トイレ、衛生)に関する学際研究プロジェクトを主宰し、現地で子どもや地域住民のアクション・リサーチを行っています。
- 子ども(乳児、幼児、学童、思春期…)のライフスタイル(栄養と運動)と成長、体力、QOLの評価、さらに食育、衛生教育、環境教育にも取り組んでいます。
学生募集
- 大学院修士課程(2年制)・博士後期課程(3年制)において学位論文の指導を行っています。
- 海外調査・国際(医療)協力・フィールドワークに関心のある、医療系を含む全てのバックグラウンドの学生を歓迎します(文系、社会人も大丈夫です)。
留学生
- 現在4か国(アフリカ、東南アジア、東アジア)から留学生を受け入れています。
紹介記事・動画
- 夢ナビ講義:子どもたちと地域社会で水・トイレ・衛生のしくみを創る
- 地球犬と行く!世界への冒険:ザンビア ・ルサカ
- 密着!ザンビアの子どもたちのサニテーション活動
- 寄附で応援!北大の研究
- 北大人図鑑 No.1:#36 人類生態学フィールドワーカー
- 北海道大学サステナビリティ・ウイーク2011 GiFT
- 知のフロンティア: 北海道大学の研究者は、いま
共同研究募集
近接研究分野、異分野を問わず、途上国のフィールド調査の共同研究を随時募集しています。お気軽にお尋ねください。